日本の夏といえば花火です!
花火大会の思い出を記録する時「三脚を持っていない」、「いつもと違う表現で撮影してみたい!」など悩みを持っている方もいらっしゃると思います!
今回紹介するのは三脚なしでも以下の撮影方法があれば、簡単にアートのような花火を撮影できる方法です!
これを覚えれば、手持ちでもおしゃれな花火が撮影できちゃいます!
アート花火に必要なテクニックは?
いつもとは違う表現で撮影するテクニックは以下の3つになります!
- 露出間フォーカス
- 露出間ズーム
- 手ぶれ撮影
必要なカメラ設定
カメラの設定ですが、以下のように設定しましょう。
ほとんど花火撮影と同じ設定です。
・バルブモード、マニュアルモードに設定
・ISO100,F11(F8〜F16)
・マニュアルフォーカス
・手ぶれ補正OFF
撮影手順
1. 事前に花火にフォーカスを合わせておく
これは基本になります。マニュアル設定にしているため、少し難しいかもしれませんが、頑張って設定しましょう。
今回紹介する方法では、カメラを動かしたり、フォーカスをずらしたりするので、多少のズレは気にしなくて大丈夫です。
2. 花火の上がる位置を考えフレーミングする
先ほどは、フォーカスを合わせたので次はフレーミングです。
最初は焦らず様子を見て、どこら辺に花火が上がるかを観察しましょう。最初から望遠で攻めすぎないように。少しずつ望遠していくのが、おすすめです。
ぴゅ〜〜という音と共に、打ち上がる火の玉を追いながら、花火の音を聞き、タイミングを取るのがコツです。
3. シャッターボタンを押し込む
タイミングを取って、花火をフレーミングしたらシャッターを切りましょう。
バルブモードのあるカメラは、シャッターボタンを押し込み続けてください。バルブモードでは、押し込んでいる間ずっとシャッターが開き露光されます。バルブ機能がない場合は、マニュアルモードでシャッタースピードを1〜3秒に設定しましょう。
シャッターを押している際は、ファインダーが見えなくなります。あとで説明する方法では、カメラを動かしたり、ピントを動かしたりします。この何も見えない中で、何が映し出されるかが決まります。
何枚も撮影しているうちに感覚が掴めてくると思うので、手探りで頑張りましょう!!
いよいよ撮影テクニックの紹介です。
露出間フォーカス
露出間フォーカスとは、露出中(シャッターを切っている時)にフォーカス(ピント)を変えて撮るという手法です。
- 花火にピントを合わせる
- シャッターを切る
- フォーカスをずらす(ピントを外す)
- フォーカスを戻す(ピントを戻す)
この手法を使うことで、花火をふわっと幻想的に撮影することができます。フォーカスをどれくらい動かすかによって印象が全然違うので、たくさん挑戦して感覚を掴みましょう!
露出間ズーム
露出間ズームとは、露出中(シャッターを切っている時)にズームリングを回して撮るという手法です。
- 花火にピントを合わせる
- シャッターを切る
- ズームリングを回す
この手法を使うことで、花火がダイナミックに撮影できます。光源と被写体の輪郭は放射線状に伸び、ズームの焦点距離の幅により線の長さは変わります。望遠から広角、広角から望遠、どちらにズームするかも光の軌跡に影響します。この手法は三脚が無いと線がかなり歪みます。
手ぶれ撮影
手ぶれ撮影とは、そのままの意味です。シャッターを押し込んでいる間、カメラを上下左右に動かして撮るという手法です。
- 花火にピントを合わせる
- シャッターを切る
- カメラを動かす
手ぶれ撮影と聞くと、ちゃんと撮影できるか不安になる方も多いと思います。ですが、安心してカメラの手ぶれ補正機能をOFFにしてください。(手ぶれ補正をOFFにしないと線がガタガタになります)
手ぶれ撮影の注意点は、一気に素早く動かすことです。ゆっくり動かしていると不自然なゆらゆらした線になります。(これはこれで面白いですが)あとは、光跡が伸びる方向は、カメラの動きとは上下左右逆になるので注意しましょう。
作例と合わせ技
これまで紹介した撮影テクニックは、全て合わせ技として撮影可能です。露出間フォーカス+手ぶれ撮影、露出間フォーカス+露出間ズームと合わせて使えます。
これはどう撮影したのか?を考えながら、作例をご覧下さい。
まとめ
今回は、三脚が無いけど、他の人とちょっと違う花火を撮りたい!という方におすすめの撮影方法の紹介でした。
花火の写真に新しいテイストや雰囲気が欲しい人にもおすすめです。
是非、試してみてください。簡単に撮影できて楽しいですよ!
ではでは、良いカメラLIFEを。