SONY新型VLOGカム「ZV-E1」に搭載された新機能を試してみた。
“シネマティックVlog設定”と呼ばれる新モード。24pシネマスコープ(2.35:1)で映画のワンシーンのような美しい色味を手に入れることができるのが魅力的だ。
シネマティックVlog設定で映す|箱根神社&芦ノ湖
これらは全て、動画から切り出した素材だ。
カメラ内で設定された色味は、映画のような質感を持っている。
シネマのようなルックを再現できる「S-Cinetone」は、白飛びしやすいなど設定の難しさで有名だった。しかしシネマティックVlog設定の登場により、オートでも美しい色味を手に入れることができる。
静けさを感じる箱根神社の空気感を映し出す。
ダビンチリゾルブなどの編集ソフトを使用し手ぶれ補正をすると、上下の枠が揺れてしまう為、撮影時の手ブレは注意が必要だ。
ただ、強力な手振れ補正が付いたので基本的には問題ない。
シネマティックVlog設定では、スローモーションが撮影できない。
スローモーションを使用する場合は、シネマティックモードをオフにする必要がある。
カメラ初心者向けの設定に感じるが、気軽に撮って出しでシネマライクな映像が抽出されるので、撮影のハードルが下がるという利点がある。
ZV-E1には優秀なマイクが付いており、小さな広角レンズを合わせれば最強のVlogカムになるだろう。
騒がれていた熱問題に関しても、普段使いレベルなら問題なし。確かに本体がアツアツになるが、熱停止は発生していない。
ZV-E1は、動画最強カメラFX3&α7SⅢと同じセンサーを搭載しており、S-log3動画撮影時には15+ストップのラチチュードを実現。
豊富な色情報を含む4:2:2 10bitの動画記録に対応しており、ダビンチリゾルブやPremiere Proなどの編集ソフトを使用して、徹底的にカラーグレーディングを追求することもできる。
初心者でも気軽にソニーの提案するシネマライクな色彩を体験できる新機能「シネマティックVlog設定」のご紹介でした。シネスコ画角に映し出される豊かな色彩は、撮影時からワクワクさせてくれる素晴らしい機能でした。
ZV-E1シネマティックVlog設定 サンプル動画|箱根神社&芦ノ湖