東京で唯一「日本の滝百選」に選ばれている「払沢の滝」をスタート地点として、檜原村のトレッキングスポットとして知られる浅間尾根を堪能できる「浅間尾根コース」に行ってきた。
東京都とは思えない豊かな自然と景色を進むコースとなっており、ゴールには山歩きで疲れた身体を癒す「数馬の湯」に入ることができる満足度が高いコースだ。
東京都唯一“日本の滝百選”に選ばれた「払沢の滝」
武蔵五日市駅からバスに揺られること約20分。
払沢の滝入口バス停を降りて、徒歩で20分で「払沢の滝」に到着する。
滝へと続く遊歩道は、心地良い川の音が響き渡る。
秋には、真っ赤に染まった紅葉を楽しむことができるようだ。
透明度の高い水が、キラキラと揺れる。
秋の始まりを感じるワンシーン。
約60mの高さがある「払沢の滝」に到着。
迫力のある滝を間近で見ることができ、マイナスイオンたっぷりだ。
これから始める冒険にワクワクする友人。
深い森を進む「時坂峠〜峠の茶屋」
遊歩道を引き返し、浅間嶺を目指すトレッキングが始まる。
“関東ふれあいの道”の看板はあるが、地図を確認しながら進んで行く。
足元に目を向けると、落ち葉が秋の訪れを感じさせる。
山道で大地を踏み締める感覚が、トレッキングの醍醐味だ。
足場は比較的良いが、総歩行時間は約5時間で距離は長めである。
ハイキング初心者でも楽しめるコースである。
深い森の中、東京とは思えないような大自然に包まれる。
森の声に耳を傾けると、鳥や樹々の揺れる音が聞こえてくる。
目指すは頂上、もう一踏ん張り。
連なる山々を望む絶景スポット「浅間嶺」
標高903mの浅間嶺に到着。
展望台は、北側に大岳山や御前山、南側に富士山を一望できる絶景スポットだ。
ベンチがあるので、ゆっくり休憩。
山頂付近は、見晴らしの良い道が続いている。
ここからは、温泉目指して下っていく。
足元に注意しながら、檜原村の由来となった檜林を、一歩一歩進んでいく。
東京都ではあるが、檜原村には熊が生息している。
熊よけの鈴を準備して、安心で楽しいトレッキングに出かけよう。