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新元号「令和」が中国で話題になってる?現地で聞いてみた【中国在住】

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新しい元号「令和(れいわ)」発表された。

 

645年の「大化」から数えて、248番目の元号となる。元号を改める政令は、皇太子さまが新天皇に即位する5月1日に施行され、新元号が始まる。

 

天皇退位に伴う改元は憲政史上初で、皇位継承に先立って元号が事前発表されるのも初めて。1989年1月に始まった「平成」は、あと1カ月で幕を閉じる。

 

今回はネットでは様々な意見が飛び交う「令和」について、中国在住の私が実際に中国人に意見を聞いてみました。

 

 

新元号の意味

 

安倍晋三首相は正午すぎ、首相官邸で記者会見し、新元号「令和(れいわ)」について「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と述べた。

 

 

首相は新元号に込めた願いを「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め、『令和』に決定した」と語った。

 

1989年1月の平成への改元の際は、当時の小渕恵三官房長官が「平成」を発表し、竹下登首相の談話を読み上げた。今回は新元号は前例にならって菅義偉官房長官が発表したが、首相談話は首相自ら発表する方式に変更した。

 

由来は?

 

出典は日本最古の歌集である「万葉集」から。

 

《初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす》

 

という歌から引用したもの。

 

中国で話題に?

 

これまで『四書五経』に代表される漢籍を典拠としてきただけに、歴史上初となる国書に基づく新元号ということで、中国では話題になっています。

 

中国人からすると『零』と音が同じで、どちらも中国語では『リン』と発音するため、『令和』すなわち『零和』(平和ゼロ、平和な日はない)という極めて縁起が悪いという意見もあります。これは、「諧音(シエイン)」という同音異義語のことで、避けるべき用法となっているようです。

 

実際に聞いてみた

 

中国在住の私が実際に中国人に「令和」について意見を聞いてみました。

 

さきほどご説明した「令」が「零」に聞こえるという問題が気になるというネガティブな意見もネットにはありますね。

 

良い意見がたくさん

 

実際に聞いてみると良い意見がたくさんありました!「令」は令月(2月)という使い方があり、とても縁起が良い月を意味します。

たしかに中国の正月である春節が2月なので、中国にとって一番良い月と言えます!

 

あとは、発音が似ているということで話題になっているのが、、

 

令和 れいわ → lèi wa(累哇)=うんざり、疲れた

 

日本語読みの「れいわ」が中国語の「累哇」に似ているということから、話題になったみたいです。悪い意味ではなく、ただ冗談のような感じで盛り上がったみたい。

 

実際、日本のネットで言われているほど、中国の批判は多くありません。

あまりネットに振り回されないようにすることも大切です。お互いの文化を尊重することが、今後より大切になると思います。

 

発音の響きも良く覚えやすいという意見も多いです。また、清らかで落ち着いた印象を受けるという意見もありました。

 

まとめ

 

実際、日本の元号についての話ですので、中国とは関係の無い話ではあります。

ただ、ネットでは中国の話題が多く取り上げられていました。

そこで、実際のところはどうなのか?気になった為、意見を聞いてみました。

 

 

最後に、新年号である「令和」について、私も日本の穏やかな国柄がわかる良い文字だと思いました。

 

世の中を平和にさせる。という意思が表れていると感じました。

 

日本国民一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができるような「令和」にしていきたいですね。